パワーグリップorリストストラップ効果で懸垂革命を起こしましょう!
トレーニングギアは筋トレの効果を高めてくれるもの。
その中でも「三種の神器」と呼ばれる3つのギアをご存知でしょうか?
それは、トレーニングベルト・リストラップ・パワーグリップです!
今回は、三種の神器のうちの1つであるパワーグリップについて解説していきます!
この記事の目次
パワーグリップとは
パワーグリップとは、筋トレを行うさいに手首に装着して利用するトレーニングギアの1つ。
プル系種目やローイング系種目のさいに、失われがちな握力をサポートする効果があります。
たとえば、デッドリフト・ベントオーバーローイング・ラットプルダウンなどのときに使うのですね。
また、高重量のダンベルを扱ったトレーニングにも同様に利用可能です。
パワーグリップは手首に装着し、ベロの部分でバーべルを挟んで手のひらで掴むようにして使います。
利用すれば100kg以上の高重量のバーベルでも、少ない握力で保持可能ですよ。
人の握力は、前腕筋の出力によって発揮されています。
しかし他の筋肉と比較すると前腕筋のサイズは小さく、小さい分出力も小さくなりがち。
そのため、疲れやすいのですね。
たとえばデッドリフトです。
デッドリフトで鍛える対象は背中の筋肉。
背中の筋肉は大きいため、使用重量も重くなります。
しかし、バーベルを持つ前腕筋は体積が小さいためバーベルの重量の負荷に耐えられず、疲労によりバーベルを維持できなくなります。
そうなってしまうと、トレーニングの続行が困難に。
鍛えたかった背中の筋肉を鍛えられません。
そういった事態を避けるために効果的なのが、パワーグリップ。
パワーグリップは比較的安価で手に入れやすいギアですよ。
ジムのトレーニングギア販売エリアや、オンライン通販などでも購入できます。
似たようなアイテムに「リストラップ」がありますが、両者の違いは後述します。
パワーグリップの使い方
では、使い方からみていきましょう。
【パワーグリップの使い方】
- パワーグリップの輪の部分に手を通す
- ベロの部分が手のひら側になるように装着する
- 次に、パワーグリップを対象のウェイトに巻き付けていく
- 巻き付けた場所で固定されるため、実際にグリップさせたい場所で巻き付けること
- ベロを巻き付けるときは、手の握りと反対方向になるように巻き付ける
- ベロを手のひらで握りこむ
- 完成したら、握力がしっかりとサポートされているか試す
パワーグリップとリストストラップの違い
では、パワーグリップとリストストラップの違いです。
リストストラップは、パワーグリップと同じく対象のウェイトに長いストラップを巻き付け、手首とウェイトを固定するもの。
握力のサポートに効果を発揮するトレーニングギアの1つです。
では、何がパワーグリップと違うのでしょうか。
リストストラップは主に丈夫な一本の革から作られたギア。
ストラップ状の革を輪にして手首に通して利用することで、200kg以上の高重量でも安心して利用できます。
しかしその反面、巻き付けるストラップが長いため、初めのうちは慣れが必要なのですね。
しっかりと適切に巻き付けないと効果が発揮されないうえ、インタ―バルが長引いてしまう可能性があります。
使い勝手がいいとは、あまりいえません。
筋トレのベテランや、パワーリフティングに取り組んでいる方々が練習で使っています。
パワーグリップの場合は手首に通す部分がマジックテープで作られており、手首への装着が容易。
ウェイトに巻き付けるベロの部分が大きく短いため簡単に付け外しが可能で、インターバルなどで余計な時間を取りません。
ただし、高重量のバーベルで使用しつづけると、動作中にマジックテープが剥がれてしまったり、ベロの付け根がちぎれてしまうという恐れがあります。
簡単に利用できますが、高重量のトレーニングには不向きなのがデメリットがです。
上記のことから、下記のようにご自身の目的に合ったトレーニングギアを選んでいきましょう。
- 高重量のトレーニングでも安定的に使用したい方、強力な握力のサポートが必要な方は、リストストラップ
- 高重量はそこまで扱わないけど、簡単に素早く利用して握力のサポートを受けたい方は、パワーグリップ
パワーグリップの効果とは?
利用をおすすめする理由をみていきましょう。
パワーグリップの効果、以下3つを紹介します。
- 筋トレでより追い込める
- 前腕の関わりを抑えられる
- 筋トレの安全性が上がる
パワーグリップの効果①筋トレでより追い込める
少ない握力でしっかりと高重量のウェイトを保持できるのがパワーグリップ最大の魅力です。
そのため結果的に、ターゲットとなる筋肉をより追い込めるようになります。
また、パワーグリップによる握力のサポートは、目標回数の挙上をクリアできるようになるだけではありません。
ウェイトを保持する手が外れるのを防ぐために、関わる他の筋肉へのエネルギー消費を軽減させたり、それによっておこる雑なフォームでの動作を抑制する効果もあります。
パワーグリップの効果②前腕の関わりを抑えられる
パワーグリップを利用せずに素手のまま「プル系種目」や「ローイング系種目」を高重量で行うと、目標としてる挙上の回数を意識してしまうため、前腕筋への関与が大きくなります。
前腕筋の関わりが高まると、当然本来鍛えるべきターゲットとなる筋肉への負荷が減少。
筋トレ効果が弱まってしまうのです。
またさらに、前腕筋が疲労するとその後の筋トレにも影響を及ぼします。
その結果、手を使用する上半身の筋トレが困難になるでしょう。
そういった状況を避けるために、パワーグリップを活用します。
筋トレの最後まで握力をキープできるため、対象となる筋肉を追い込めるようになりますよ。
筋トレを効率的に行うポイントは、前腕をいかに使わずに行うかです。
意識して筋トレを行ってみてくださいね。
パワーグリップの効果③筋トレの安全性が上がる
筋トレで極限まで追い込むことを意識するあまり、筋肉の疲労に気づいていなかったり、筋肉の限界を突破しようと無理してやることもあるでしょう。
しかし無理が過ぎると、筋肉疲労によりウェイトのバーベルやダンベルを落下させてしまう危険性があります。
これが仮に高重量のバーべルやダンベルであった場合、もし足に落としてしまった場合は骨折は免れません。
また、ウェイトが手から突然離れることで急に負荷が抜け、転倒やぎっくり腰などの怪我に繋がる危険性もあります。
さらにはウェイトを落とすことでトレーニングジムの床を破損したり、大きな落下音で周囲から痛い視線が送られたりと、マイナスな影響を及ぼす結果になります。
パワーグリップを装着して筋トレを行うことで、ウェイトが簡単に抜け落ちることを防止可能です。
怪我や床の破損などのトラブルをも回避できるでしょう。
結果的に、筋トレの安全性を高められます。
パワーグリップの利用に対する議論
海外のトレーニーの中には、絶対にパワーグリップを使用しない! という方もいらっしゃいます。
理由としては、パワーグリップを使えば「グリップ力の強化ができなくなる」や「前腕筋の強化・サイズアップを邪魔してしまう」からです。
確かに前腕筋の強化やサイズアップという点で考えると、その意見もわからなくはありません。
しかしながら、パワーグリップを利用するシーンを考えると、ターゲットは前腕筋ではなく別の筋肉なはず。
そのターゲットを鍛える前に前腕が疲労してしまい、トレーニングの続行が困難になってしまっては、元も子もありません。
上記の点から考えると、やはりパワーグリップの利用は大いに効果のあることだと言えます。
パワーグリップを選ぶポイントについて
ここではパワーグリップの選ぶポイントについて、解説していきます。
選ぶポイント①手首のサイズに合わせる
パワーグリップには、手首周りのサイズを基準としてS・M・Lのサイズが用意されています。
手首にあたる部分は、マジックテープでしっかりと固定をする必要がある部位。
そのため、大きいと握力のサポート効果が弱まりますし、小さいと手首を締められなくなります。
したがって、必ず自分の手首のサイズに合ったパワーグリップを購入しなければなりません。
メジャーであらかじめ手首周りのサイズを計っておくとより間違いのない購入が可能です。
基本的にはサイズ展開されている製品がほとんどではありますが、製品によっては、ワンサイズのみのものも。
メーカーによってそれぞれサイズが異なるので、口コミなどを確認して参考にし、自身の手首に合うかを考えましょう。
選ぶポイント②ベロの素材を気にする
手のひらとウェイトを巻き付けるさいに使用するのが「ベロ」と呼ばれる部分です。
このベロもメーカーや製品によって異なるため、それぞれの特徴を理解した上で選んでいきましょう。
定番はラバータイプ
最も主流なのは、ラバー素材の製品。
ラバー素材で作られているため手を握りこんだときも滑りにくく、しっかりと保持できるのが最大の特徴です。
バーベルやダンベル種目だけでなく懸垂時にも利用できます。
また、上腕二頭筋を鍛えるアームカール系種目などでは、手のひらを保護しながら取り組めます。
パワーグリップ選ぶに迷っている場合は、このラバータイプを選んでおけば間違いはありません。
上質な革製もおすすめ
革製のパラーグリップは高級感があり、革製ならではのフィット感を感じられるでしょう。
ラバータイプと比較すると、手のひらの馴染みが格段に優れています。
ウェイトトレーニングのギアでよく利用されている革ですが、パワーグリップでは、ラバータイプの次に人気のある素材です。
高重量のさいは少々滑りやすいことがありますが、製品によっても異なるため、事前にチェックしておきましょう。
より簡単に利用できる鉄製フックタイプ
ベロの部分がフック状の鉄で作られているタイプです。
これを「リフティングフック」と呼びますが、バーベルなどのウェイトにフックを引っかけて利用します。
ラバータイプや革製のように、ベロをウェイトに巻き付ける動作が不要です。
そのため、装着が非常に簡単。
また、フック自体が鉄製のため、通常のタイプのパワーグリップと比べてより握力のサポート力が高くなっています。
しかしながら、利用できない場合もあるため、注意が必要です。
たとえば、チンニングスタンド(懸垂マシン)などで斜めになっているバー部分ではフックが鉄製のため滑ります。
手のひらの保護目的であればネオプレンタイプ
ベロ部分がネオプレンと呼ばれるナイロン素材で作られているタイプのものがあります。
この素材を使用しているパワーグリップは強度は高くないため、高重量のトレ―ニングには向いていません。
しかし、軽い重量でのトレーニングで手のひらを保護したい方にはおすすめです。
また、この素材のパワーグリップは洗浄可能。
汚れた場合に洗えるため、清潔さを保ちやすいというのもメリットの一つです。
おすすめのパワーグリップを5つご紹介!
続いて、おすすめのパワーグリップを紹介します。
どのパワーグリップを購入するかで悩まれている方は、参考にしてみてください。
おすすめのパワーグリップ①GOLD’S GYM(ゴールドジム) パワーグリップ PRO G3710
価格:9,500円
販売先:ゴールドジム
世界で最も有名で信頼性の高いフィットネスジム「ゴールドジム」が販売しているパワーグリップです。
安心のブランドで高品質なパワーグリップをお求めの方におすすめ。
ゴールドジムのパワーグリップは、通常のパワーグリップと比較するとベロの部分が長く設計されています。
そのため、よりグリップ力に優れた作りになっているのですね。
また手首にあたるクッション性も優れているため、使用中に手首が痛くならず快適に利用できます。
筋トレ中級者~上級者向けに設計されており、耐久性にも優れているため、間違いないパワーグリップです。
おすすめのパワーグリップ②VERSA GRIPPS バーサ パワーグリップ (プロ)
販売先:トータス企画
価格:定価8,500円
バーサグリップは世界中の選手やアスリートに愛用されているパワーグリップ。
その効果と信頼性の高さは非常に魅力的です。
GOLD’S GYM パワーグリップ(POWER GRIPPS)の製造会社と同じ、バーサ社が製造しています。
ただし、GOLD’S GYM商品とは、ベロや手首のサイズが異なります。
サイズは異なるものの製造している会社が同じなため、その効果は折り紙つき。
またゴールドジムのパワーグリップと比較すると、価格が1,000~2,000程度安く手に入りますよ。
おすすめのパワーグリップ③king2ringパワーグリップ トレーニング グローブ
販売先:king2ring
価格:3,000円前後
こちらは肌ざわりの良い、柔軟な付け心地と洗える素材が特徴です。
おすすめのパワーグリップ④king2ringパワーグリップ 鉄製
販売先:king2ring
価格:4,000円前後
鉄製のフックタイプで、しっかりとウェイトを保持できるフックグリップです。
このパワーグリップの特徴は、ベロ部分が丈夫な鉄で作られていること。
そのため、ダンベルやバーベルなどのウェイトに引っかけるだけで簡単に利用できます。
また、高重量でのトレーニングにも耐えられるように、フック部分を強化ナイロン加工済み。
さらに、鉄製のフックが滑らないように表面をラバー加工もされていますよ。
通常のタイプのパワーグリップと比較すると、握力のサポート力が非常に高い商品。
より少ない力でウェイトを保持できるという特徴があります。
しかし、フック自体に柔軟性はありません。
したがってチンニングスタンド(懸垂マシン)の斜めになっているバーなどでは滑りやすくなるため、利用が難しいです。
おすすめのパワーグリップ⑤Cobra Gripsコブラグリップス ブラウンレザー
販売先:Cobra Grips
価格:6,000円前後
手のひらとのフィット感に非常に優れているデザインのパワーグリップです。
このメーカーのパワーグリップのベロ素材はレザー(革)。
製品名にあるように、コブラのような形のベロが特徴的で、人間工学に基づいたデザインで設計されています。
使い勝手の良さと手の馴染みの良さは間違いありません。
革製のベロは高重量では滑りやすいという意見もありますが、全体的に見ても商品パフォーマンスは高いです。
パワーグリップが活躍するトレーニング種目紹介
ここでは、パワーグリップを活用してほしいトレーニング種目以下5つについて解説していきます。
- チンニング
- デッドリフト
- ベントオーバーロー
- ラットプルダウン
- ワンハンド・ダンベルローイング
パワーグリップが活躍する種目①チンニング(懸垂)
チンニング(懸垂)は、背中を鍛えるトレ―ニングの代表種目。
自分の体重を負荷として利用する自重トレーニング種目です。
ぶら下がることができる場所があればどこでも行えますが、もし場所がない場合は、専用のチンニングスタンドがおすすめ。
チンニングスタンドは基本的に、一般的なジムであればどこにでも置いてあるため、取り組みやすい種目でもあります。
【やり方】
- チンニングバーに、パワーグリップのべロを巻きつけ手のひらとは反対方向で握る
- 手幅は、肩幅の1.5倍程度を目安にする
- チンニングバーを握ったら、両脚を床から完全に浮かせる
- 足はクロスさせておくと全体が安定する
- 少し背中を反るようなイメージで胸を大きく張る
- この姿勢を維持し、スタートポジションは完成
- 次に、肩甲骨を寄せる動作で体を引き上げていく
- あごがチンニングバーと同じくらいの高さを目安にして引き上げていく
- その後、ゆっくりと重力に抵抗して体をおろしていく
- おろしたさいに背中がしっかりストレッチ(伸展)されるのを感じてから、上記の動作を繰り返し行う
チンニングにはいくつかのバリエーション・テクニックが存在します。
より詳細な情報を知りたい方は、下の記事も合わせて確認してください。
また、チンニングスタンドは宅トレ器具として非常に人気のある商品です。
チンニングだけでなく大胸筋を鍛える「ディップス」や、腹筋を鍛える「ハンギング・レッグレイズ」などにも取り組めます。
宅トレ器具として優秀な筋トレ器具ですよ。
当ブログのおすすめはこちら!
チンニングスタンドについてより詳細な内容を知りたい方は、下にある記事もどうぞ。
パワーグリップが活躍する種目②デッドリフト
デッドリフトはBIG3種目のうちの一つで、主に背中を鍛えるのに効果的なトレーニング種目です。
床に置いたバーベルを持ち上げることで背面全体の筋肉を鍛えていきます。
デッドリフトは同時に鍛えられる筋肉が非常に多く、下記の筋肉群に対して有効な種目です。
- 背中(広背筋・僧帽筋・脊柱起立筋・三角筋後部)
- お尻(大臀筋・中臀筋)
- 脚(大腿四頭筋・ハムストリング)
デッドリフトで鍛えられる筋肉群が多いため、当然使用重量も重くなります。
そのため、100㎏を超えるデッドリフトを行おうとすると、バーべルを保持するための握力が先に疲労。
多くの場合、トレーニングの続行が難しくなってしまいます。
そんなときにパワーグリップを活用しましょう。
【やり方】
- バーベルに適切な重量のウェイトを装着する
- バーベルの前に、肩幅と同じくらいの足幅で直立する
- つま先は自然に外側に気持ち程度に開く
- 次に、バーベルを肩幅と同じくらいの手幅で握る
- 膝を曲げ、腰を落とした姿勢を作る
- このさい、背中を丸めたり反れ過ぎたりしないように注意をし、背中は常に一直線になるように意識する
- これがスタートポジション
- 膝を伸ばして上半身を起こすように意識をし、体とバーベルを一緒に持ち上げていく
- 腰だけが高くならないように注意する。もし腰が先に上がって上半身の前傾が強くなる場合は、使用重量が重すぎる可能性があるため、重量を軽くして行う
- バーべルを持ち上げるさいは、スネ→膝→太ももをバーベルが擦りながら挙上することを意識する
- バーベルを保持する両手は常に伸ばしたまま動き、バーベルが体から離れないようにする
- 体が直立した状態になったら、ゆっくりとバーベルをおろしていく
- 下していくさいも同様に、太もも→膝→スネの順番で擦りながらおろすイメージで行う
- 上記の動作を繰り返す
デッドリフトにはいくつかのバリエーション・テクニックが存在します。
より具体的な内容を知りたい方は、下にある記事も合わせて確認していきましょう。
パワーグリップが活躍する種目③ベントオーバーロー
ベントオーバーローは、デッドリフトに次いで背中を鍛えるトレーニングの代表的な種目。
直立した状態で上半身を前傾させ、その姿勢を維持したままバーベルを胴体後方に向かって引くように動きます。
背中の中でも特に上部に集中して鍛えるトレーニング種目です。
ベントオーバーローでは、背中の「肩甲骨の動き」を動かすことがポイント。
デッドリフトのような高重量を扱わなくても、しっかりと鍛えていけます。
ベントオーバーローで鍛えられる筋肉群は下記の通り。
- 背中(広背筋・脊柱起立筋・大円筋・小円筋・棘下筋)
- 脚(ハムストリングス)
こちらもパワーグリップを活用することで、効果的に鍛えられます。
【やり方】
- バーベルに適切な重量のウェイトを装着する
- バーベルの前に、肩幅と同じくらいの足幅で直立する
- つま先は自然に外側に気持ち程度開いておく
- 次に、肩幅と同じくらいの手幅でバーベルを握る
- パワーグリップのベロをバーベルに通し、手のひらとは反対方向に手を握る
- その後、バーベルを握ったまま直立した姿勢になる
- 上半身を45度程度に前傾させる
- このさい、背中を丸めたり反れ過ぎたりしないように注意をし、背中は常に一直線になるように意識する
- 膝を軽く曲げ、腰を気持ち後ろに引く
- これがスタートポジション
- この姿勢を維持したまま、バーベルを体の後方、おへそのあたりを目安にして引く
- 腕でバーベルを引くのではなく、肩甲骨を寄せる意識でバーベルを引き寄せていく
- おへそのあたりにバーベルが触れるくらい引き寄せたら、重力に抵抗するようにゆっくりとバーベルをおろしていく
- 背中の筋肉のストレッチ(伸展)を感じたら、上記の動作を繰り返し行う
ベントオーバーローには、いくつかのバリエーションやテクニックが存在します。
より詳細に知りたい方は、下の記事を合わせて確認してくださいね。
パワーグリップが活躍する種目④ラットプルダウン
ラットプルダウンは、専用のラットプルマシンを利用して行う背中の筋トレ種目。
背中の逆三角形のシェイプを作るのに最適で、背中のトレーニングを代表する一つです。
頭上に位置するバーのついたケーブルウェイトを、背中後方に向かって引くように動きます。
背中の中でも特に、広背筋・大円筋・棘下筋などに効果的なトレーニングですよ。
ラットプルダウンも、「プル系種目」として握力が必要なため、しっかりとパワーグリップを活用しましょう。
【やり方】
- 適切な重量にピンで設定をし、椅子に座る
- ラットプルマシンの椅子を自分の体に合った位置に調整する
- 次に、バーを肩幅の1.5倍程度で広いスタンスで握る
- パワーグリップのベロをバーに通し、手のひらとは反対方向で握る
- 背中を反るようなイメージでバーを握り、胸を大きく前方に張る
- この姿勢を維持する
- これがスタートポジション
- この姿勢を意識したまま、バーをあごのあたりを目安に引く
- バーベルを引くときには腕で引くのではなく、肩甲骨を寄せる動きで引く
- 肩甲骨の可動域いっぱいにバーを引き寄せたら、ゆっくりと重力に抵抗するようにバーを戻す
- バーを戻し、背中のストレッチ(伸展)を感じたら、上記の動作を繰り返し行う
他にもある、背中を鍛えるトレーニング種目の「シーテッドロウ」をご存知でしょうか?
ラットプルダウンと組み合わせて行うことで、筋トレの効果を向上させられます。
下の記事も合わせて確認していきましょう。
パワーグリップが活躍する種目⑤ワンハンド・ダンベルローイング
ワンハンド・ダンベルローイングは、バーベルではなく、ダンベルを利用して行う背中のトレーニング種目。
パワーグリップはバーベルだけではなく、ダンベルも同様に活用できます。
ワンハンド・ダンベルローイングは片手ずつ行うことで、より広い可動域を活かし、対象筋に集中したトレーニングが可能です。
いくつかのバリエーションが存在しますが、今回は最も一般的な、トレーニングベンチでのワンハンド・ローイングを解説します。
【やり方】
- 適切な重量のダンベルを1つ用意する
- トレーニングベンチの端の部分に左手を置き、肘は伸ばしておく
- 左ひざを90度程度に折り曲げ、トレーニングベンチの上に膝を置く
- トレーニングベンチについていない右手でダンベルを握る
- パワーグリップのベロをダンベルに通し、手のひらと反対方向に握りこむ
- トレーニングベンチについていない右脚は、体後方へ伸ばして地面につけておく
- この状態で、背中は一直線になるように背筋を伸ばした姿勢を維持
- これがスタートポジション
- 姿勢を維持したまま、ダンベルを持った右腕を体の後方へと引き寄せていく
- 腕で引こうとするのではなく、右の肩甲骨を寄せる動きによってダンベルを引き寄せる
- 肩甲骨いっぱいにダンベルを引き、広背筋の収縮を感じたらダンベルを元の位置に戻す
- 戻していくときは、重力に抵抗するようにして腕を伸ばす
- ダンベルをおろしても、床にダンベルを置かないよう注意
- 広背筋のストレッチ(伸展)を感じたら、上記の動作を繰り返し行う
その他にもある、ダンベルを利用した効果的なトレーニングについて知りたい方は、下にある記事も合わせて確認していきましょう。
かっこいい体になるために効果的! おすすめプロテインとサプリメント
本気でいい体を手に入れたい!という方は、プロテインとサプリメントをおすすめします。
体の栄養を考えたさい、一番大切なのは日常の食事が基本です。
しかし、なかなか食事だけでは必要な栄養素を確保できないのが現実ですよね。
栄養素を「補う」という意味合いで、サプリやプロテインを摂取していきましょう。
おすすめプロテイン:ゴールドスタンダートのホエイプロテイン
おすすめのプロテインは、ゴールドスタンダードのホエイプロテインです。
ホエイとは牛乳を濾過して、乳清(ホエイ)のみを粉末にしたものを指し、プロテインの中で最も知られているタイプ。
消化が早く素早く体内に吸収されるのが特徴です。
最近ではさまざまなフレーバーも登場し、大変飲みやすくなっていますよ。
他のプロテインと比べて吸収力に優れているために、筋トレした直後に飲むことがおすすめです。
吸収の速さはおそよ2時間ほど。
トレーニングで破壊された筋肉を修復して引き締めさせるためのサポートととして、必須のプロテインと言えます。
おすすめサプリメント:HMB
HMBは筋トレに効果的だと言われ、注目されている新しいサプリメントです。
数多くの研究で筋肥大に効果が高いと出ました。
ロイシンから生成される代謝物だけで構成されているのがHMB。
ロイシンは筋肉合成の活性効果があるので、筋肥大を目標にしている方にとってはありがたいサプリメントですね。
筋トレ初心者こそ、効果がより実感しやすいです。
HMBの摂取方法ですが、1回当たり1gを1日に最大3g摂取するのがおすすめ。
効果に持続性がないため、1日3回に分けて摂取するのですね。
また、可能であればクレアチンと併用しましょう。
HMBもクレアチンも利用目的は異なってくるのですが、共に摂取することでよりハードな筋トレにトライできるようになります。
HMBで期待できる効果
- 筋肉の成長を促進
- 筋肉分解(カタボリック)の予防
- 回復促進効果
おすすめサプリメント:BCAA
おすすめのサプリメントは、エクステンドから出ているBCAAです。
BCAAは、必須アミノ酸の中でも特に重要なアミノ酸が含まれたサプリメント。
筋肉の成長促進が期待できます。
飲むタイミングは、運動前後や運動中がおすすめ。
ただし、飲んでから30分程経たないと効果がないので、筋トレ前に飲む場合はタイミングに気をつけてくださいね。
まとめ
パワーグリップに効果と選び方のポイント・おすすめのパワーグリップについて、解説しました。
筋トレの「三種の神器」は筋トレ上級者やアスリートの方だけでなく、筋トレ初心者や女性にも優れた効果を発揮してくれるトレーニングギア。
始めたばかりだからと思わず、ぜひ揃えてみてはいかがでしょうか?
筋トレで一番気を付けなければいけないのは「怪我」です。
怪我をしてしまうと筋トレができなくなるどころか、私生活にまで悪影響を及ぼしてしまう恐れがありますからね。
是非パワーグリップだけでなく、トレーニングベルト、リストラップについても、購入を検討してみてください。
あなたの健康的なボディメイクライフの、頼もしい味方になってくれることでしょう。
“No pain No gain”
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AKI
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