まさかこんな所に…腹筋が割れない理由や原因11選!

部位別の筋トレ

まさかこんな所に…腹筋が割れない理由や原因11選について見ていきましょう。

「頑張って腹筋してるのになかなか割れない」…そんなお悩みをお持ちの方も多いです。もしかしたら、腹筋が割れないのは、あなたの筋トレ法が間違っているのかもしれません。

また、あなたのライフスタイルが関係しているのかもしれません。そこで今回は、腹筋が割れない11の理由や原因について迫りたいと思います。腹筋が割れないのには、意外な理由が隠れているかもしれませんよ。

腹筋が割れない理由や原因その1・脂肪の付着

 

腹筋が割れない理由や原因その1・脂肪の付着

腹筋が割れないもっとも分かりやすい理由として、おなか周りに脂肪の付着していることがあげられます。意外に思われるかも知れませんが、そもそも腹筋は本来、誰でも割れているものなのです。

解剖図を見ても分かるように、腹筋は最初からシックスパック(数え方によってはエイトパック)になっています。つまり、おなか周りの脂肪を減らすことができれば、誰でも腹筋を割ることができるのです。

脂肪が付着する原因としては、糖質の過剰摂取や、食事にともなう血糖値の急上昇があげられています。糖質を摂取すると、すい臓からインスリンが分泌され、糖質を分解して脳や身体のエネルギーへと変換します。

ところが、糖質の摂取量が過剰であったり、血糖値が急上昇したりすると、インスリンによる分解能を超えてしまい、結果として予備のバッテリー=脂肪が付着することとなるのです。

腹筋が割れない理由や原因その2・ストレス

腹筋が割れない理由や原因その2・ストレス

 

ストレスと腹筋が割れないことに何の関係があるのかと思われるかも知れませんが、ストレス状態が長く続くと、自律神経のバランスが乱れることになります。

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つからなっており、私たちの生命活動を司っている神経です。内臓を働かせたり、血液を循環させたり、体温を調節したり、食べたものの消化・吸収をしたりするのは、すべて自律神経の働きです。

通常、日中は交感神経が優位になり、夜になると副交感神経が優位になります。それによって、日中は活発に身体を動かし、夜になると身体を休めることが可能となるのです。

筋トレをしたことのある人なら、「超回復」という言葉を聞いたことがあると思います。断裂した筋線維がくっつくと、以前と同程度の負荷では切れなくなるというものであり、それが筋肥大のコツでもあるわけです。

人間の身体の回復は、寝ている間におこなわれます。そのため、自律神経のバランスが乱れて睡眠の質が低下すると、超回復も起こりにくくなるのです。その結果、腹筋運動をおこなっても腹筋が割れにくくなるのです。

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腹筋が割れない理由や原因その3・睡眠不足

腹筋が割れない理由や原因その3・睡眠不足

腹筋が割れない理由としては、睡眠不足もあげられます。先ほども述べたように、私たちの身体は寝ている間に回復するものです。そのため、睡眠不足になると、超回復も起こりにくくなるのです。

なぜ睡眠不足になると身体の回復が遅くなるかというと、成長ホルモンの分泌量が減少するからです。成長ホルモンというと成長期に分泌されるようなイメージがあるかも知れませんが、成長ホルモンは私たちの生命活動が終わるまで分泌され続けます。

成長ホルモンには、骨を成長・発達させたり、脂肪の代謝を促進したり、糖代謝を正常に保ったり、筋肉量を維持したりする働きがあります。そのため、睡眠不足によって成長ホルモンの分泌が滞ると、脂肪が付着しやすくなるのです。

腹筋が割れない理由や原因その4・食事

腹筋が割れない理由や原因その4・食事

腹筋が割れない理由としては、食事もあげられます。私たちの身体は食べたものによってできているので、筋肉が付きにくい食事をしていたり、脂肪が付きやすい食事をしていたりすれば、当然のことながら腹筋が割れて見えなくなるのです。

日本人は古来、玄米や雑穀を中心として、魚や野菜、海藻やキノコなどをバランスよく食べていました。ところが、高度経済成長期以降、カロリーの高い食べ物や脂っこい食べ物などを好むようになり、食習慣が欧米化してきました。

欧米人はもともと筋肉質なので、そのような食事をしていても問題がないのですが、アジア人は欧米人に比べるとそもそもの筋肉量が少ないため、欧米化した食習慣によって脂肪が付着しやすくなり、その結果、腹筋が割れなくなるのです。

実際に高度経済成長期以降、生活習慣病を罹患する人が増えていることからも、欧米化した食習慣によって肥満のリスクが上昇するのは明らかです。

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腹筋が割れない理由や原因その5・皮下脂肪

腹筋が割れない理由や原因その5・皮下脂肪

腹筋が割れない理由としては、皮下脂肪の存在もあげられます。特に、女性は体質的に皮下脂肪が付着しやすいため、皮下脂肪によって腹筋が割れて見えなくなります。

皮下脂肪には「付きにくく落ちにくい」という厄介な性質があるので、いったん皮下脂肪が付いてしまうと、腹筋を割るのに大変な努力を要することとなります。腹筋運動に励むよりは、まず体脂肪率を下げることに注力した方がよいでしょう。

腹筋が割れない理由や原因その6・筋肉量が少ない

腹筋が割れない理由や原因その6・筋肉量が少ない

筋肉量が少ないことも、腹筋が割れない理由となります。腹筋自体の量が少ないのも腹筋が割れない原因となりますが、下半身の筋肉量が少ないことも、腹筋が割れない理由となります。

上半身を支えるべき下半身の筋肉量が少ない場合、姿勢を正しく保つことができず、おなかにシワがよったような状態になります。簡単にいうと猫背気味ということですが、猫背気味になると割れている腹筋が隠れることとなるのです。

また、腹筋自体の量が少ない場合、痩せていても腹筋の盛り上がりがないため、腹筋が割れて見えないということになります。筋肉量が少ないことには2つの意味があるという訳です。

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腹筋が割れない理由や原因その7・筋トレのやり方が間違っている

腹筋が割れない理由や原因その7・筋トレのやり方が間違っている

筋トレのやり方が間違っていると、腹筋を割ることができなくなります。腹筋運動というとシットアップが有名ですが、通常のシットアップだけで腹筋を割るのはなかなか大変です。

筋肥大を起こしたい場合、少ない負荷でたくさんの回数をおこなうよりも、10回程度が限界の負荷をかけておこなった方が効果的です。そのため、ダンベルを持ってシットアップをおこなうなど工夫することが重要となります。

また、腹筋だけではなく、おしり周りや下肢の筋肉を鍛えることも重要です。それによって上半身が安定し、腹筋が割れて見えるようになります。腹筋だけを鍛えておけばよいという問題ではないのです。

腹筋が割れない理由や原因その8・腹筋運動のやりすぎ

腹筋が割れない理由や原因その8・腹筋運動のやりすぎ

意外に思われるかも知れませんが、腹筋運動のやりすぎも、腹筋が割れない原因となります。腹筋を割りたいがあまり、毎日のように腹筋運動をおこなうことは、かえって腹筋の筋肥大を妨げます。

そもそも、毎日のように腹筋運動をおこなえること自体が、腹筋に十分な負荷をかけられていないことの証です。先ほどの述べたように、筋肥大を起こすためには、10回で限界といった負荷で数セット行うことが重要なのです。

腹筋にちゃんと負荷をかけて腹筋運動をおこなった場合、毎日続けるのは困難なはずです。筋肥大には筋トレも重要ですが、それと同じくらい休養も必要なのです。

腹筋が割れない理由や原因その9・お酒の飲みすぎ

腹筋が割れない理由や原因その9・お酒の飲みすぎ

お酒の飲みすぎも、腹筋が割れないリスクファクター(危険因子)となります。太っている人のお腹を「ビール腹」などと言いますが、実は、ビールだけを飲んでいてもそれほど太ることはありません。

ただ、お酒を飲んでいるとつまみとして味付けの濃いものが食べたくなります。また、アルコールによって満腹中枢が麻痺してしまい、通常なら食べられないほどの量を食べるリスクが上昇します。

また、お酒を飲むと筋トレができなくなりますし、飲みすぎて二日酔いになれば、翌日の筋トレに対するモチベーションも低下します。お酒はほどほどにということですね。

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腹筋が割れない理由や原因その10・腹筋に対する理解不足

腹筋が割れない理由や原因その10・腹筋に対する理解不足

「腹筋に対する理解ってなに?」と思われるかも知れませんが、腹筋には腹直筋だけでなく、腹斜筋や腹横筋といった筋肉もあります。単純なシットアップをしているだけでは、これらの筋肉を多角的にせめることができないのです。

一般的に「腹筋」といった場合に連想されるのが、いわゆる「シックスパック」を構成している腹直筋です。腹直筋はお腹の前面にある筋肉であり、通常のシットアップで刺激されるのが腹直筋という訳です。

腹斜筋は腹直筋の外側にある筋肉で、上半身を横に倒したり、回旋させたりするときに使われる筋肉です。腹直筋だけ鍛えて腹斜筋を鍛えていないと、たとえ腹筋が割れていてもボリュームが出ません。

また、お腹の横側にある腹横筋は、ウエストのくびれを出すのに重要な筋肉です。腹筋運動をおこなうときには、これらの筋肉群を意識しておこなうことが重要です。

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腹筋が割れない理由や原因その11・遺伝

腹筋が割れない理由や原因その11・遺伝

近年の研究によって、肥満になるリスクを高める遺伝子の存在することが分かってきています。β2アドレナリン(β2AR)やβ3アドレナリン(β3AR)、脱共役たんぱく質1(UCP1)などが代謝にかかわる遺伝子、すなわち「肥満遺伝子」とされています。

上記のような肥満遺伝子を持っていると、肥満になるリスクが高くなるとされています。肥満になると当然のことながらお腹にも皮下脂肪が付着しやすくなるので、腹筋の割れている部分が見えなくなるのです。

ただし、肥満の原因は肥満遺伝子だけにある訳ではありません。両親が太っていると、子供もポッチャリしていることが多いですが、それは遺伝だけが問題なのではなく、普段の食習慣や運動習慣にも問題があるのです。

両親がカロリーの高い食べ物を好んだり、脂っこいものを好んだりすれば、当然のことながら子供はその影響を受けることとなります。また、両親が歩かずに車にばかりのっていれば、子供もその影響を受けることとなる訳です。

まとめ

腹筋が割れない意外な理由や原因について見てきましたが、いかがだったでしょうか。腹筋はそもそも誰でも割れているものであり、割れて「見えない」のにはちゃんと理由があります。

今回紹介したことを参考にして、自分の筋トレ法や生活習慣を振り返ってみましょう。自分に合った筋トレや生活習慣の改善によって、きっと美しく割れた腹筋が手に入れられますよ。

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Taro

STEADY Magazine管理人。ステディジャパン株式会社 代表 「Be yourself」=「自分自身であれ」を理念に、「モテる男・できる男」を日本で増やすべく、男性の「筋肉」×「美容」をテーマに商品開発する会社を経営しています。