元自衛官だったお父様の影響で、高校卒業後は深く考えずに自衛隊に入隊したというグッディーさん。5年半の自衛隊生活で培った人生をタフに生き抜く秘訣を活かし、懸垂YouTuberとして活躍中。とにかく懸垂が大好き!というグッディーさんに、懸垂の魅力や楽しみ方についてお話を聞きました。
グッディー / 懸垂YouTuber・元自衛官
元自衛官の懸垂YouTuberという異色のキャリアと、飾らない人柄が人気のインフルエンサー。自身のYouTubeチャンネル「懸垂やろうぜ!」のタイトル通り、世代や性別もさまざまな視聴者たちに懸垂の魅力を伝え続け、懸垂ができる人が世の中に増えることを願っている。
この記事の目次
懸垂YouTuberになったきっかけ
山田 今日は懸垂YouTuberのグッディーさんにお話をお伺いします。よろしくお願いします。
グッディー よろしくお願いします。
山田 まず、懸垂動画を始めたきっかけについて聞かせてください。
グッディー きっかけはいろいろなタイミングが重なったことです。ちょうど子供が生まれたときにコロナ禍に突入し、それまでのようにジム通いができなくなり、代わりに家でトレーニングができる懸垂マシンを探していました。
山田 きっかけからSTEADYの懸垂マシンが登場するのでしょうか。
グッディー いくつかの懸垂マシンを試したのですが気に入ったものを見つけられずにいたとき、レビューの良かったSTEADYの懸垂マシンを購入したら、感動するくらい安定性が良くて、すごくいいトレーニングができたんです。
山田 それは嬉しいです!ありがとうございます。
STEADYの懸垂マシンが人生を変えた!?
グッディー その頃自分はYouTubeを始めたばかりで、良い機会なのでいわゆる「開封動画」をSTEADYの懸垂マシンでやってみることにしました。それまで再生回数一桁二桁みたいな鳴かず飛ばずのYouTuberだったのですが、その開封動画がはじめて跳ねたんです。そこで懸垂に興味がある人が多いことに気がついて、そこからは懸垂中心にどんどん動画を上げ始めました。
山田 なるほど!タイミングがぴったりだったわけですね。
グッディー そうなんです!STEADYの懸垂マシン開封動画があってこそです。
山田 開封動画からそのまま懸垂に特化したチャンネルになったのですか?
グッディー 他にもプリズナートレーニングやキャリステニクスなど、流行りのコンテンツにトライしたこともありましたが、懸垂の動画が圧倒的に伸びるんです。普通のYouTuberなら分析とかするのかもしれませんが、自分は単純に懸垂で再生が伸びるのが楽しくて、いつの間にか懸垂に特化したチャンネルになりました。
「元自衛官」というキャリアについて
山田 もともと懸垂は得意だったのですか?
グッディー 自分は元自衛官ですが、自衛隊に入隊したばかりの頃は一回もできませんでした。ぽっちゃりした体型で、あまり運動もできない人間でした。自衛隊には、入隊直後に基本的な運動や体力を叩き込まれる教育期間があるのですが、その体力検定の種目のひとつに懸垂がありました。「できるようにならなくては」という気持ちで練習し、一回できるようになると懸垂が楽しくなっていきました。
山田 すごいですね。そこから懸垂に魅了されていくのですね。
グッディー 自分でもできるようになると思っていなかったので、余計に楽しくなったのだと思います。自衛隊の体力検定では懸垂は17回できると一級が取れますが、自衛隊員でも10回できない人は多くいます。自分は他の種目は全然だめだったのに、懸垂だけは一級を取ることができて、ますます好きになっていきました。
山田 「元自衛官」という響きはとてもスペシャルでかっこいいです!自衛官時代に、心に残っているエピソードなどはありますか。
グッディー 自衛隊での日々の中で一番印象に残っているのは共同生活です。自衛隊は、なんでも連帯責任が基本です。誰かがミスをしたら、みんなで並んで腕立て伏せをやらされるような、本当に映画みたいな生活を送っていました。そういう生活をしていると同期の絆が生まれ、十年来の友人になったりします。共同生活で培った仲間との絆が一番印象に残っています。
山田 自衛隊にはどのくらい在籍されていたのですか?
グッディー 高卒で入隊し、23歳までの5年半くらいです。自衛隊には2年毎に昇進のタイミングがありますが、自分は5年半隊にいて、昇進を目指すのか一般社会の経験をしてみるのかを天秤にかけたときに、一度外で働いてみたいと思い除隊を決意しました。
山田 その決断が今のグッディーさんにつながっているのですね。
グッディー 自衛隊での経験があって今があると思うと、あのタイミングでの除隊はいい決断だったと思います。
グッディーさんにとって懸垂の魅力とは
山田 懸垂のどのようなところに魅力を感じていますか?
グッディー まず、懸垂は「難しい」ことが魅力のひとつだと思います。自分ももともとできなかったので、最初の1回が一番の壁だとは思いますが、1回できるようになると5回、10回とできるようになります。懸垂はできるようになってくると体つきが変わるくらい負荷の高い運動ですが、懸垂をすることで体も変わっていくとさらに楽しいし、できたときには周りにも自慢できます!
山田 懸垂ができる人ってかっこいいですよね。とても憧れます。
グッディー 昔は懸垂が体力測定の種目にあったという話も聞いたことがあるので、できる人はたくさんいたのかもしれませんが、今は公園などに鉄棒もないところが増えているので、懸垂に馴染みのある人が減ってしまっている気がします。懸垂ができることは楽しいことなので、懸垂ができる人が増えたら良いなと思います。
山田 懸垂で背中が鍛えられると、洋服を着ていても体型が変わっているのがわかりますよね。
グッディー 背筋は鍛えると強くて大きい体型に見える部位だと思うので、やりがいがあります。
山田 ある意味効率的に結果を出せるトレーニングですね。
グッディー そうですね。鉄棒一本で負荷の高い運動ができるという手軽さはなかなかないと思うので、懸垂は効率的に体づくりができる運動だと思います。
山田 YouTubeの動画作りのときにどのようなことを意識されているのですか?
グッディー 視聴者さんが何を観たいか、何を疑問に思っているかということを一番に考えています。そのためにコメント欄は常に目を通し、絶対にコメントを返すようにしています。コメントには初心者さんが知りたいことが詰まっていると思うので、コメントに応える形で動画を作ることもあります。あとは、できるだけ専門用語を使わないようにしています。肩関節がどうこうとか言ってもピンとこない人がいると思うので、できるだけシンプルな言葉で伝えることを心がけています。
トレーニングを継続するにはアレが一番!
山田 トレーニングを継続するコツがあれば教えていただきたいです。
グッディー 継続するコツは、習慣化することです。毎日意気込んで「さぁ頑張ろう」とトレーニングを始めるのはなかなか続かないと思うので、生活の一部にしてしまうこと。自分は自衛隊で習慣化の大切さを学びました。
山田 自衛隊時代に体得したのですね。
グッディー そうですね。朝か、仕事終わりにトレーニングをするのが当たり前という生活を5年半続けていたので、やらないと気持ち悪い気がします。
山田 トレーニングを習慣化するために、自衛隊で身につけたコツのようなものはあるのでしょうか。
グッディー 思いついたときにすぐできる環境が近くにあることが大事だと思います。自衛隊時代も宿舎の横に鉄棒があり、寝る前に仲間で集まって「ちょっとやろうぜ」って鉄棒をしたり、朝早く起きて鉄棒でトレーニングしたりしていました。思いついたらすぐにできる環境を作るために、懸垂マシンを家に置くのは習慣化に役立つと思います。
山田 使いたいものを近くに置いて生活の中に溶け込ませるのですね。
グッディー ジムが物理的に離れているとそれだけで足が遠のいたり、混んでいる時間帯だとやりたいことができなくて自分のルーティンが守れないことがストレスになったりする人もいます。
山田 トレーニングまでのハードルを低くすることが大切なんですね。
グッディー YouTubeでも「何セットやればいいのですか」とか「休憩は何分くらい取らなくてはダメですか」といった質問をもらうことがあるのですが、自分はあまり難しく考えず、フィーリングで好きにやるのがいいと思っています。好きにやることが続けることにもつながります。
山田 日によっても時間帯によっても、体調や疲れ具合は違いますよね。
グッディー 競技者でなければ、その日の体調や疲れ具合と相談して楽しんでやるのが一番です。
懸垂は世代も超えて楽しめるトレーニング
山田 グッディーさんの今後の目標は?
グッディー 自分は超人的なことができるわけでもなく「ただ懸垂が好きで発信しているだけのおじさん」だと思っているので、YouTubeを観てくれている人にできるだけ身近な存在でいたいです。そして、仲間を増やしていきたいです。モチベーションを保つために一緒に頑張れる仲間を増やし、輪の中心にいるより輪の中で一緒に回っている人間になりたいです。
山田 グッディーさんのように懸垂のことを発信している仲間を増やしたいということですか?
グッディー それもありますが、もっとシンプルに運動を通して健康を目指す人間のひとりとして、体を動かしてハッピーになれる仲間を増やしていきたいです。
山田 グッディーさんの動画を見ていると、懸垂を通して何かが変わったり、懸垂自体の面白さを感じたりされている印象があります。
グッディー 自分の動画を見て懸垂を始めてできるようになりましたというコメントをもらうことがありますが、それが何より自分のモチベーションになっています。60代や70代の方からコメントをいただいたりすることもあって、感動をもらっています。改めて、筋トレって可能性があると感じます。そして年齢も性別も関係ない!
山田 60、70代の方も懸垂ができるようになるのはすごいですね。
グッディー 相当頑張らないとできないことだと思うので、動画を見てたくさん努力をしてくれたのだろうと想像すると感激します。
山田 それは嬉しいですね。グッディーさん、今日は元気になるお話をありがとうございました。
グッディー 自分を見つめ直せた気がします。
山田 お互いにとっていい時間になって良かったです。
グッディー はい、本当に良かったです。ありがとうございました!
対談の感想
元自衛官というキャリアをもつグッディーさんは懸垂への愛にあふれるエネルギッシュな方でした。トレーニング継続のヒントもとても勉強になりました。
これからも一緒にフィットネスを盛り上げていきましょう!
グッディーさんが愛用中の製品はこちら!
懸垂マシン ST115
懸垂(チンニング)はもちろん、プッシュアップ、ディップス、レッグレイズなどマルチに鍛えることができます。本格的な筋力アップトレーニングはもちろん、ぶら下がるだけで健康ストレッチになるので、ご家族全員で使用できます。膝や腰への負担も少ないので、ダイエットやリハビリにも最適です。
懸垂アシストチューブ ST122
最大70kgの力で懸垂を補助するアシストチューブです。チューブの本数を増減させることで3段階(約70kg/47kg/24kg)のアシスト強度調整が可能です。また、懸垂動作の補助だけでなく、全身を鍛える高強度のトレーニングギアとしてもお使いいただけます。収納袋付きなので持ち運びにも便利です。
ディップススタンド ST126
ディップススタンドで出来るトレーニングは自由度が高く、上半身を中心に幅広く鍛えられます。胸・背中・肩・お腹・背中・お尻・太ももなどのトレーニングのほか、全身のストレッチも可能です。このディップススタンドがあれば、自宅で取り組むトレーニングの質が格段に向上します。
\7月13日まで/ 15%OFFクーポンGet
グッディーさんオススメの製品を15%OFFでご購入になれます。
■購入方法(2ステップでOK)
1.STEADY公式サイトSTEADY Magazine 特設ページにアクセスする
2.支払い画面でクーポンコード【goody】を入力する
■クーポン対象製品
- 懸垂マシン:耐荷重150kgの頑丈設計
- 懸垂アシストチューブ:最大70kgの力で懸垂をアシスト
- ディップススタンド:支柱の横揺れを防ぐ独自の「TS System™」
- トレーニングチューブ:運動強度で選べる5本セット
- ダンベルセット:可変式で初心者の方でも使いやすい
宮本香奈
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