【宅トレの鉄則は無理をしない】トレーニング仲間の頑張りが励みに。あきさんの持続可能な宅トレに迫る

インタビュー企画

「食いしん坊宅トレ民時々ジム民」と銘打ち、飾らない&無理しない等身大のトレーニングログをXにて公開中のあきさん。「美味しいもの大好き」「毎日やらなくたっていい」という彼女らしいメッセージを発信し、トレーニング仲間を増やしている。心身ともにヘルシーなライフスタイルを確立されたあきさんの素顔とは?これまで明かしてこなかったトレーニングの挫折経験との向き合い方や今後の夢について語っていただきました。

プロフィール
あき / 宅トレダイエット
トレーニングを始める前は、腕立て伏せが一度もできなかったというほど筋力がなかったあきさん。ダイエットをきっかけに、SNSでつながったトレーニング仲間と励まし合いながら宅トレを続けてきた。STEADY製品のヘビーユーザーでもあり、「宅トレといえば、あきさん」という明るい存在に多くの人が励まされている。

あきさんをフォローする/

 

 

腕立て伏せが一度もできないところからスタート

山田 あきさんがトレーニングを始めたきっかけを教えてください。

あき きっかけはダイエットです。年齢とともに体重がなかなか減らなくなり、半年くらい食事だけでダイエットをしてみたんです。でも食事だけでは減らしたいところは減らせず、SNSで筋トレやられている方を見て「やっぱりダイエットには筋トレなのかな」と思ったのが始まりです。

山田 そこから本格的にトレーニングを継続されているのはすごいですね。

あき 当時は腕立て伏せが1回もできませんでした。

山田 そうなんですか!

あき 腕立てもできないほど筋力がないことが情けなくて、SNSでつながったフォロワーさんにやり方を教わったんです。少しずつできるようになり、つらいより楽しい気持ちが強くなってきて、始めてから半年くらいで体にも変化が出てきました。

山田 変化が出るまでの半年も大変だったと思いますが、どのように乗り越えたのでしょうか?

あき 最初は少しやっただけでもめちゃくちゃ筋肉痛になるし、痛い思いをしても成果が感じられなくて、私何やってるんだろうという気持ちでした。でもSNSでつながったトレーニング仲間が優しくて、トレーニングの報告をすると「お疲れ様」「今日も頑張ったね」と、励まし合えたのが大きかったです。

山田 自ら積極的に交流をされたのですか?

あき どちらからというと受け身状態でした。トレーニングをスタートした当時は旧Twitterで、音声会話がリアルタイムに配信できる「スペース」のサービスが始まった頃で、交流のあったフォロワーさんのスペースにおじゃましたら、タイミングよくお話することができ、どんどん交流が広がっていきました。

自由度の高いトレーニングなら絶対宅トレ!

山田 ジムではなく宅トレから始められたきっかけは何だったのでしょう。

あき 家でやる方が私には向いていたんです。ジムに行くまでの時間がもったいないし、家ならぱっと着替えてすぐ始められる。好きな時間に、思い立ったときにできる。自分にとって自由度の高いトレーニングができるのは、ジムではなくて家なんです。

山田 1回のトレーニングにはどのくらい時間をかけていますか?

あき その日によって違います。気分が乗っているときは、1時間弱筋トレをやって、そのまま有酸素運動(バイク)を30分。でも、時間がなかったり気分が乗らなかったりするときは30分ぐらいでサクッと筋トレを終わらせて、バイクをいつもの2倍漕ぐようにしています。

山田 極力毎日やるようにしているのですか?

あき 毎日ではないです。その日の体調や気分に合わせて気まぐれにやっています。調子が出ない日や疲れている日はまったくやらないし、自由度がある方が自分に向いていると思っています。

道具が増えるとできることも増える

山田 フィットネス関係の道具はどのくらいお持ちですか?

あき 最初はヨガマットとアブローラーとプッシュアップバーだけ揃えてトレーニングを始めたのですが、道具が増えるとできることの幅が広がるので少しずつ増やしていきました。STEADYのダンベルやバイク、チンニングバーもあります。あと懸垂のアシストチューブはすごくいいです!アシストチューブのおかげで懸垂ができている気分になれるので、やっていて楽しくて仕方がないです。

山田 懸垂できている感覚になりますよね。

あき アシストチューブなしでは全然上がらないですが、懸垂のフォームでやるだけでも相当背中に効いてくれます。

山田 スピンバイクもSNSでご紹介いただきありがとうございます。

あき STEADYのバイクも大好きです。漕いでる時間が楽しいんです。あのバイクと出会っていなかったら、有酸素運動はやっていなかったと思います。

山田 STEADYの製品の中で、お気に入りはありますか?

あき どれも良すぎて困っています(笑)可変式のダンベルでクローム加工のものがあるのですが、重量が小刻みに分かれているのがありがたいです。3kg刻みだと急に重く感じるのですが、そのちょうど中間をクローム加工のダンベルが補ってくれるのが嬉しいです。もともとは腕立てもできないような人間なので、いきなり重量にチャレンジするのは大変です。ダンベルの重量を少しずつ上げられるのは助かります。

今が理想のライフスタイル

山田 今は何回くらい腕立てできるんですか?

あき 連続10回は普通にできるようになりました。調子のいいときは15回くらいかな。

山田 数年で15回もできるようになったってことですね!そういった成長があるとすごく楽しくなってきますよね。あきさんのSNSには、美味しそうな食べ物がたくさん出てきますが、食事で意識されてることはありますか?

あき 平日はカロリーをしっかり見てコントロールしていますが、週末になると食べたいものを食べるというメリハリをつけています。食べることが大好きだし、食べるのはやめないけれど、「食べた分トレーニングもちゃんとやってるよ」というメッセージを発信するようにしています。

山田 好きなものを食べたいだけ食べると心にもいい気がします。

あき 幸福度が上がりますよね。


山田 あきさんの理想のライフスタイルはどんなものですか?

あき 今の生活が理想に近いかも知れません。子どもも大きくなり手が離れてきて、トレーニングも平日は仕事のあとになりますが、週末は好きな時間にできるので自由度の高い生活をしています。お友だちと出かける時間も増えて、忙しい中でもトレーニングの時間をとれることを自画自賛したりして、とにかく楽しく過ごしています。

山田 お友だちは筋トレ仲間が多いですか?

あき ほぼ筋トレ仲間です。SNSで仲良くなったのですが、会ってみたら楽しい方ばかりでした。定期的に会うようになったお友だちもいますし、筋トレで交友関係が広がりました。

筋トレを継続する秘訣

山田 筋トレを継続するための秘訣は?

あき 継続するためのポイントは無理をしないこと!そこが一番だと思います。どうしてもやりたくないときって絶対ありますよね。私はトレーニングを始めて2年目に入る頃、突然スコーンってモチベーションがなくなってしまったことがあったんです。そのときはもう本当に何もしたくなくて、道具を触ることもなく、その状態がダラダラ続いてしまいました。
続けても変化が見えない時期にさしかかっていたのも大きかったと思います。楽しくなくなってしまって、嫌だとかつらいとかいう気持ちが強くなっていました。でも完全に離れてしまうのはさみしくて。

山田 せっかく今までやってきたのに、という気持ちにもなりますよね。

あき 「やらなきゃ」と「やりたくない」の葛藤があって、私はもう思い切って休んで「本当にやりたくなるまでやらなくてもいい」という気持ちで開き直ったんですけど、あのとき無理してトレーニングをしていたら、今も続けていないと思います。
1〜2週間何もしないでいたら「このまま本当にやらなくなっちゃうのかな」とか「こんなにいろいろ(道具が)あるのにもったいないな」とかいう気持ちが芽生えてきて、「とりあえずウェアを着て、ちょっと柔軟ぐらいやろうかな」と、少しずつ元のトレーニングのある生活に戻ることができました。
やりたくないときはすぐ「お酒飲んじゃえ」「気分転換だ!」みたいな感じなので、やったりやらなかったりの繰り返しではありますが、だんだんやる日の方が多くなってきて。やっぱり筋トレ楽しいなーって思うようになりました。

山田 続けられなかった期間は最長でどのくらいあったのですか?

あき 1ヶ月弱くらいです。

山田 そこからまた復活できるのがすごい。

あき 自分でもよく戻れたと思います。SNSでつながっている仲間が頑張っているのを見ると、「このまま終わりにしたらみんなとも話ができなくなっちゃうな」とか「みんな頑張ってるのに自分だけ何もやれなくなっちゃったな」と思うとさみしくなりました。

山田 休んでいる間もSNSはされていたのですか?

あき その頃はずるいんですが、”やっている風”を装ってました。せっかくここまでやって、いろんな人と交流して楽しく続けていたのに、いきなりモチベーションがなくなってやれなくなって、すごい後ろ向きになってしまった自分もすごく嫌で。だからせめてみんなにはそんな自分を見せたくないというのもあって、見栄を張っていたんですね。

山田 挫折している人も勇気をもらえるお話ですね。

あきさんの今後の目標

山田 あきさんにとって宅トレはどういう存在ですか?

あき 自分にとっての生活の一部、あって当然の存在です。年齢を重ねても健康を保ち、自分の面倒は自分で見られる人でありたいと思っています。そのためにはやはり筋肉がないと衰えてしまうと思っているので、自分の健康寿命を伸ばすためにトレーニングをしています。

山田 自分の健康は自分で守るということですね。

山田 あきさんのこれからの目標を教えてください。

あき 小さな夢なのですが、SNSで出会った仲の良い方がいて、住んでいる場所が離れているためなかなか会えないのですが、「いつか近くに住んで合トレしようね」って言っているんです。それが実現できたらいいなと思っていて。そのためにもトレーニングは続けたいし、人との交流もずっと続けたいと思います。

山田 そういう目標があるとSNSも楽しみながらできるし、運動も全てが楽しみながら前向きにできますね。その方とこれからも素敵なご関係を築いて、いつかぜひ合トレを実現させてください。今日は貴重なお話と心温まるお話をたくさんいただきありがとうございました。

対談の感想

とても心温まるお話とあきさんの真っ直ぐなお人柄に癒されてしまいました。自由にいきいきと宅トレを続けるあきさんをこれからも応援しています!

あきさんが愛用中の製品はこちら!

可変式ダンベル ST131

デザイン性に優れるクロームメッキ仕上げ。またサイズが小さいので保管場所を取らず、省スペースで全身筋トレができます。
回すだけでプレートを取り外しできるので、簡単に重量調整ができます。
グリップは筋トレ上級者でも満足できる握りやすさで、使用感にこだわりました。

ストレッチポール ST141

軽量かつ耐久性&柔軟性を高バランスに備えたリッチな EVA 素材を芯材に採用することで ポールに体重をかけた際に心地良い反発を感じられる弾力性を追求しました。
カラーは、アクティブな気分が高まるビビットカラーの3色(ブラック / オレンジ / パープル)と自然な大人カラーの2色(アイボリー / グレージュ)の5色展開で、インテリアとの相性の良さ を重視して厳選しました。仕事や勉強、家事などのすきま時間でも気軽に体の コンディショニングを行えます。

懸垂アシストチューブ ST122

最大70kgの力で懸垂を補助するアシストチューブです。
チューブの本数を増減させることで3段階(約70kg/47kg/24kg)のアシスト強度調整が可能です。
また、懸垂動作の補助だけでなく、全身を鍛える高強度のトレーニングギアとしてもお使いいただけます。収納袋付きなので持ち運びにも便利です。

懸垂マシン ST115

懸垂(チンニング)はもちろん、プッシュアップ、ディップス、レッグレイズなどマルチに鍛えることができます。本格的な筋力アップトレーニングはもちろん、ぶら下がるだけで健康ストレッチになるので、ご家族全員で使用できます。膝や腰への負担も少ないので、ダイエットやリハビリにも最適です。

 

\あきさんをフォローする/
The following two tabs change content below.
アバター画像

宮本香奈

ロサンゼルス在住。ライティング歴15年以上。体育会系一家に生まれ育ち、スポーツは観るのもするのも大好き。フルマラソン完走9回。現在はウェルネス系ビジネスのマーケティングを担当している。著書に『妄想する力』(日経BP)がある。