【工場勤務を経てアジア王者へ】“無重力のMASATO”さんに聞く!ストリートワークアウトに魅せられた筋トレ半生

インタビュー企画

MASATOさんは日本のストリートワークアウトにおける第一人者。
代名詞は空中を歩くようなパントマイムパフォーマンスで、「無重力のMASATO」の異名を持つ――が、その異名は伊達じゃない!
大阪の古民家に移住し、自然に囲まれながら、日々自由にトレーニング生活を送るMASATOさんの生き方そのものが、何にも縛られない“無重力”のように軽快なのだ。
今回はMASATOさんの意外な過去、日本人初のアジア大会制覇までの道のり、今後の夢などについて思う存分語ってもらいました。

■ プロフィール
MASATO / ストリートワークアウト・プロアスリート
1993年、徳島県鳴門市出身。ストリートワークアウトの日本大会優勝、日本人初のアジア大会優勝、世界大会4位入賞など数々の輝かしい実績を誇る。YouTuber・インフルエンサー・フィットネスモデルとしても活躍中。

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ストリートワークアウトの魅力

山田 MASATOさん、本日はよろしくお願いします! まずはご存じない方のために、ストリートワークアウトについて簡単に教えていただけますか?

MASATO ストリートワークアウトは、公園など野外の公共施設で行うトレーニングです。ジムに置かれているようなマシンは一切使わず、自重で体を鍛えるのが基本です。そこから派生して今は、“自重トレーニングをパフォーマンスとして披露する”という競技化も進んでいます。僕が取り組んでいるのはそちらですね!

山田 日々進化し続けていますし、人気も高まっていますよね! 最近はストリートワークアウトを始めた方が増えたという印象ですが、 MASATOさんもそうした広がりを実感していますか?

MASATO とても感じますね! この1,2年で広く浸透したなと。コロナの影響で自宅や近所でトレーニングされる方が増えたことと関係しているかもしれませんね。今後はますます一般に広がっていくのでは、と期待しています。

山田 同感です! ストリートワークアウトは、“お金をかけず一人でもできる”というところが大きな魅力ですよね。気軽に取り組める自由さが気持ちがいい。僕自身も公園でワークアウトをしますが、自然と交流できているような心地よさを感じます。

MASATO 本当にそうなんです!!

帰宅部で運動が苦手だった

山田 いよいよ本題ですが、MASATOさんの素顔に切り込んでいきたいと思います! まずはこれまでの人生の歩みについて教えていただけますか?

MASATO 子ども時代は普通だったと思います。ただ、何をしても続かなかったですね。中学も高校も帰宅部で、「これをやってきた!」と胸を張って言えるものがありませんでした。当時は筋トレに憧れていても実行には移さず、アニメや映画ばかり見ていましたね。ちなみに、特に好きだったのは刃牙とドラゴンボールです(笑)

山田 刃牙! ご存じかもしれませんが、STEADYでも刃牙とコラボしたトレーニンググッズを展開しているんですよ! それはさておき、スポーツ経験がなかったというのは意外です。ただ、運動神経は元から良かったのではないですか?

MASATO いえ、運動神経も良くなかったんです。学校の体育はとにかく苦手で、できても人並みでした。

山田 それも驚きですね! では一体、いつからワークアウトを始めたのでしょう?

MASATO 二十歳くらいからですね。と言っても最初は、腕立て伏せなどの基本的なトレーニングをするだけでした。健康になりたいと思って始めたんですが、元々趣味らしい趣味もなかったので、どんどんのめり込んでいったという経緯です。

山田 なるほど! 当時はどのようなトレーニングを行っていましたか?

MASATO YouTubeの動画を見て、独学でトレーニング方法を身につけて実践していましたね。で、色々見ているうちに、ある海外の関連動画を見つけたんです。その動画では、筋トレなのに筋トレを超越した、衝撃的なパフォーマンスが披露されていて。シンプルに「格好いい!」と思いました。これが本格的なストリートワークアウトとの出会いです。

山田 海外の方の動画って、本当に超人的で格好いいものが多いですよね!

MASATO そうなんです。ただ当時、ワークアウトの動画を投稿している日本人は全くと言っていいほどいませんでした。だからこそ、「今からやるならこれだ!」と思ったんです。自分がワークアウトの動画を投稿すれば、僕が初見で衝撃を受けたように、他の日本の方もあっと驚くだろうな、と。

工場勤務を経て日本 / アジアチャンピオンへ

山田 ストリートワークアウトと出会ったあと、日本そしてアジアチャンピオンに昇り詰めるまでの過程を教えていただけますか?

MASATO 当時は二交代制の工場に勤務していました。夜勤もありましたし、トレーニング時間は限られていましたね。それでも生活リズムに合わせ、仕事前に1,2時間、仕事後にまた1,2時間という風にトレーニングを継続しました。

山田 どんなに疲れていても欠かさないくらい、トレーニングが好きだったんですか?

MASATO そうですね! というよりはむしろ、ワークアウトに取り組むこと自体がストレス発散になっていました。いつの間にか、ワークアウトは日々の生活の中で一番大事なものになっていたんです。

山田 意識やライフスタイルに大きな変化があったんですね!

MASATO 友人から飲み会の誘いがあっても、断るようになりました。以前は誘われれば、応じる機会も少なくなかったのですが。その代わり今は、ストリートワークアウトの仲間と過ごす時間がどんどん増えています。みんなで公園に行って、一緒にトレーニングに励んだり。

山田 「何かを得るためには何かを捨てるべし」とよく言いますが、MASATOさんはそれを体現されているように思えます。 その姿勢が、MASATOさんを日本そしてアジアチャンピオンへと導いたのではないでしょうか。

好きを仕事にする決意

山田 MASATOさんは現在、プロアスリートとして活動されていますが、その決断に至るまでに葛藤はありましたか?

MASATO 初めてアジア大会に出場したとき、僕は日本人初の準優勝という結果を残すことができました。それがきっかけで、少しずつですが、ストリートワークアウト関連のお仕事の依頼を頂けるようになったんです。でも当時は会社員でしたから、平日のご依頼はお断りするほかなくて。

山田 悩みの種になっていたんですね。

MASATO そうです。遡れば社会人になったときから、このまま時間が過ぎてゆくのを待つばかりでいいのだろうか、という漠然とした思いがありました。いつしか仕事とストリートワークアウトを、天秤にかけるようになっていましたね。

山田 天秤にかけてみて、MASATOさんは何を思ったのでしょう?

MASATO 「仕事を辞めても、また見つけることはできる。だったら、自分が今一番やりたいことは何だろう?」と考えました。それで僕は、「自分にしか切り拓けない道を進んでいきたい!」と思ったんです。チャンスは手を伸ばせば掴める位置にありましたし、今ならやれるんじゃないか、と。「好きなことを仕事にして生きる」という人が増えている時世でもありますしね。

チャンピオンの素顔

山田 それで会社員を辞め、プロアスリートとしての第一歩を踏み出したんですね! 具体的には、どのようなお仕事をされているのでしょう?

MASATO 自重トレーニングの魅力と実践方法を、主にSNSから発信しています。最近はオフラインの仕事も少しずつ増えていますよ。 イベントに呼んでいただいて、自重トレーニングのパフォーマンスを披露したり!

山田 それは素敵ですね!ところで今、 SNSの話が出ましたが、MASATOさんはSNSで寄せられたコメントに一件ずつ丁寧に返信されていますよね。 それって中々できることではないと思うんですが、自然にやっていらっしゃるんですか?

MASATO そうですね! 応援して下さっている方には感謝でいっぱいなので、この気持ちを返したいという想いがあるんです。何より交流すること自体、楽しいですから!

山田 自然体でやっていらっしゃる……本当に素晴らしいです! ではMASATOさんが考える自分らしさとは、一体どのようなものでしょう?

MASATO 自由に生きているところ……ですかね!

山田 MASATOさんは現在、大阪の古民家にお住まいになって、自然に囲まれながら本当に伸び伸びとトレーニングされています。「自由に生きる」というのは、今の生活そのものでしょうか?

MASATO そうですね! 本当にそう思います!

今後の夢

山田 今後の夢について、教えていただけますか?

MASATO ストリートワークアウト、自重トレーニングの魅力を、もっと世に広めていきたいです! 自分が大好きなことを、みんなにもぜひやって欲しいんですよ。それから海外に行きたいとも考えています。色々な経験を積んで、発信力とスキルをさらに磨きたいな、と。今はコロナが落ち着くのを待っている段階ですが、年内には海外に行く予定を立てています。

山田 そうなのですね! ちなみにストリートワークアウトは、どの国が主流なのでしょう?

MASATO 本場はラトビアです。日本ではまだマイナーですが、世界を見渡してみると盛んな地域は意外に多いんですよ!

山田 世界規模ではポピュラーになりつつあるんですね!

MASATO 反面、日本はストリートワークアウトの歴史が浅く、情報も不足しています。競技人口もまだまだ少ないですし。だからこそ、僕自身が積極的な情報発信をしていきたいと考えているんです!

山田 日本でストリートワークアウトを広めたその先に、実現したいことはありますか?

MASATO 「今日は懸垂をする日」みたいに、みんなで集まって楽しめるイベントを開催できたら嬉しいですね! 僕はずっとストリートワークアウトを楽しんできたけれど、その過程で言葉では言い表せないくらいの素敵な経験にたくさん出会うことができました。だからみんなにも、僕と同じようにそれを味わって欲しいんです!

山田 そんな光景を、僕自身もぜひこの目で見てみたいです! 本日は本当に素敵なお話を聞かせていただき、どうもありがとうございました!

対談の感想

いつも自然体で真っ直ぐなMASATOさんですが、バイタリティー溢れる魅力を兼ね備えていました。趣味を追求することの素晴らしさと可能性は、多くの人に影響を与えられるものだと確信しています。世界に向けて、これからも全力で応援しております。貴重なお話をありがとうございました!

MASATOさんが愛用中の製品はこちら!

ディップススタンド ST126

ディップススタンドで出来るトレーニングは自由度が高く、上半身を中心に幅広く鍛えられます。胸・背中・肩・お腹・背中・お尻・太ももなどのトレーニングのほか、全身のストレッチも可能です。このディップススタンドがあれば、自宅で取り組むトレーニングの質が格段に向上します。

 

懸垂マシンST115

懸垂(チンニング)はもちろん、プッシュアップ、ディップス、レッグレイズなどマルチに鍛えることができます。本格的な筋力アップトレーニングはもちろん、ぶら下がるだけで健康ストレッチになるので、ご家族全員で使用できます。膝や腰への負担も少ないので、ダイエットやリハビリにも最適です。

 

懸垂バー ST124

手軽な運動不足の解消、姿勢改善、お腹の引き締めなどを目指したい方にもピッタリです。
場所を取らないのに、運動効果は抜群!本格トレーニングから運動不足解消までオールラウンドに使える懸垂バーは、一家に一台持っておきたいアイテムです。

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■購入方法(2ステップでOK)
1.STEADY公式サイトMASATOさん特設ページにアクセスする
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■クーポン対象製品

  1. ディップススタンド:支柱の横揺れを防ぐ独自の「TS System™」
  2. 懸垂マシン:耐荷重150kgの頑丈設計
  3. 懸垂バー:30秒クイック設置で自宅がジムになる
  4. ジョイントマット:スペースに合わせてサイズ調整が可能
  5. 温冷ハンディガン:7段階の温冷調節が可能
  6. 電動フォームローラー:トレーニング後の疲労回復に

 

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くまがい

ライティング歴10年以上。100本以上の動画台本の執筆、オウンドメディア運営、書籍の編集協力などの経験有。学生時代は男子チアリーディングチームに所属し、チアの全国大会 USA nationalsにて日本一に輝いた経歴を持つ。近年は健康維持に目覚め、日課のウォーキングを継続中。