家トレで必須!プッシュアップバーを使う腕立て伏せの驚くべき効果と向き・回数・筋トレメニューとおすすめ紹介

大胸筋の筋力トレーニング

手軽でおすすめ!大胸筋に効くプッシュアップバーを使った筋トレの驚くべき効果と使い方・コツ・トレーニング種目の紹介について解説していきます!

大胸筋を効果的に鍛えたいけど、パワーラックやベンチ台を購入するのも費用がかかるし、場所もとるし…

とはいえ普通の腕立て伏せをしていても、あまり大胸筋が発達しない…

こんな悩み、ありませんか?

この悩みを一気に解決してくれる、画期的なトレーニング器具があります。

低価格、コンパクト、大胸筋だけではなく、腹筋周りも同時に鍛えることが出来る、そのトレーニング器具とは【プッシュアップバー】です!

プッシュアップバーは、非常にシンプルな見た目ですが、その効果と汎用性の高さは抜群です。

今回はそんなプッシュアップバーの筋トレ効果、使い方、コツ、トレーニング種目の紹介など、解説していきます!

この記事の目次

プッシュアップバーについての概要

プッシュアップバーについての概要

プッシュアップバーは筋トレ器具の一つで、プッシュアップ(腕立て伏せ)の時に使用する、腕立て伏せの効果をより高めてくれる器具です。

通常のプッシュアップバー(腕立て伏せ)は、地面に手のひらをつけ、手首が曲がっている状態で動作を行いますが、このプッシュアップバーは、地面から少し離れた高さでグリップを握ることで、手首は地面に対して垂直のまま動作することになります。

一見シンプルな見た目の筋トレ器具ではありますが、安定性や効果を高めるために、独自の形になっている物や、回転動作を加えることで、より筋肉への刺激を高めた物、カウンター機能つきのものなど、様々な機能と効果をもったプッシュアップバーもあります。

価格は商品により異なりますが、安いものであれば1000円台で販売しているプッシュアップバーもあり、お手頃で効果の高いトレーニング器具です。

プッシュアップバーで鍛えられる筋肉

まずプッシュアップバーで鍛えられる部位を理解し、理想の肉体を作りましょう。

①大胸筋(胸)

プッシュアップバーを使用した筋トレ種目のメインターゲットとなる部位である「大胸筋」

プッシュアップバーで鍛えられる筋肉 大胸筋(胸)

大胸筋は上部(インクライン)下部(デクライン)内側(インサイド)外側(アウトサイド)と区別されていて、大胸筋と一言で言っても胸のトレーニングではこの4つの部位それぞれに、効果的なエクササイズがあるため覚えておくといいでしょう。

大胸筋は上半身の筋肉の中でも特に大きい筋肉部位になるため、鍛えることで代謝が上がり、ダイエットの効果にも期待することができる筋トレです。

ぶ厚い大胸筋は、男らしさを表現することができる花形的存在の筋肉です。またTシャツをかっこよく着こなすためには、この大胸筋の発達は必要不可欠と言えるでしょう。

【参考記事】大胸筋を鍛えられるトレーニング

大胸筋に嬉しい悲鳴を!ベンチプレスで筋肥大させ重量を伸ばすセットメニューの組み方

②三角筋前部(肩の前

プッシュアップバーを使用した筋トレ種目で、サブターゲットの内の一つとなる、大胸筋の次に効果的に鍛えることができるのが三角筋前部。

プッシュアップバーで鍛えられる筋肉 三角筋前部(肩の前)

三角筋は前部(フロント)・側部(サイド)・後部(リア)の3つからなる複合筋で、この筋肉も大胸筋と同様それぞれに効果的なエクササイズが多く存在します。

三角筋は大胸筋と同様に男らしい広い肩幅を表現することができ、女性からも広い肩幅の男性は頼りがいのある印象を与えることができます。それだけではなく、なで肩の解消や肩こりの解消にもつながるため健康的な意味でも三角筋を鍛えることで得られるメリットは多いです。

【参考記事】三角筋を鍛えられるトレーニング

https://magazine.steadyjapan.com/parts/kata-kintore-katahaba-matome.html

③上腕三頭筋(腕の裏側)

腕の裏側にある筋肉部位が上腕三頭筋という部位になります。

プッシュアップバーで鍛えられる筋肉 上腕三頭筋(腕の裏側)トレーニング

プッシュアップバーを使用した筋トレ種目では上腕三頭筋もしっかり鍛えることが可能です。

上腕三頭筋は、手のひらを上に向けた時に、腕の裏側についている筋肉で、そのサイズは非常に大きく、腕の3分の2は上腕三頭筋によって構成されています。

上腕三頭筋は主に「ヒジを伸ばす」肘関節収縮動作に使われる筋肉で、日常生活においては「物を前に押す」「イスの肘掛けに手を置いてイスから立ち上がる」ような動作時に働きます。

男らしいたくましい腕にしたいのであれば、この上腕三頭筋は必ず鍛える必要がある筋肉になります。

【参考記事】上腕三頭筋を鍛えられるトレーニング

上腕三頭筋の効果的な鍛え方!二の腕を太く逞しくする筋トレメニューをご紹介!

④腹直筋(腹筋)

プッシュアップバーで鍛えられる筋肉 腹直筋(腹筋)

腹直筋は、皆さんが想像する「腹筋」の部分で、お腹のど真ん中に縦に付いている筋肉です。

シックスパックそのものである6つのブロックだけでなく、ヘソの下から股下までの長い三角形の部分も腹直筋になります。

腹直筋の働きは、寝ている状態から起き上がるときなどに使われ、働くと体がお辞儀をするように曲がっていきます。正確には、脊柱の一個一個が前傾していくことで、曲がっていきます。これを体幹の屈曲と言います。

これが腹直筋を働かせた時の働きです。

【参考記事】腹筋を鍛えられるトレーニング

腹筋の王道!クランチの正しいやり方・効果と16種のバリエーション紹介

⑤腹斜筋(腹筋側面)

プッシュアップバーで鍛えられる筋肉 腹斜筋(腹筋側面)

腹斜筋とは、「腹直筋」「腹横筋」と共に腹筋を形成している筋肉で、お腹の横にあたる筋肉を指します。腹斜筋はさらに2種類に分けられ、「外腹斜筋」・「内腹斜筋」の二つの筋肉が腹壁を作っています。横腹にコルセットのように巻き付き、体幹を安定させたり、排便を助ける働きを担っているのが内外腹斜筋です。

また、腹斜筋を鍛えることでくびれができ、メリハリのある身体に仕上げてくれます。このくびれが、かっこいいシックスパックを作る大きな要素となっているわけです。

プッシュアップバーの効果とは

プッシュアップバーの効果をしっかりと理解し、効果的で効率的なトレーニングを実践しましょう。

プッシュアップバーの効果① 大胸筋のストレッチを最大化できる

プッシュアップバーの効果① 大胸筋のストレッチを最大化できる

筋トレの効果を引き出すためには、対象筋をしっかりと最大限に収縮・伸展させることが重要です。

通常のプッシュアップでは、胸が地面までついてしまうとそれ以上にメインターゲットである大胸筋の最大伸展を得られないので、効果は限定されてしまいます。

そこで、このプッシュアップバーを使用することで、地面までの距離が広がるので大胸筋の最大伸展を得られ、大きな可動域をもってより大きな負荷を大胸筋に与えることができるので、効果的にトレーニングすることが可能になります。

これについては、大胸筋トレーニング全般に言えることですが、ベンチプレス・ダンベルプレス・ケーブルクロスオーバーなど、大胸筋を代表するトレーニング種目でも同様に、大胸筋の伸展が非常に重要な要素です。

このプッシュアップバーを使用することで、通常のプッシュアップの可動域の問題点を解消することができます。

プッシュアップバーの効果② 手首への負担がかかにくい

プッシュアップバーの効果② 手首への負担がかかにくい

大胸筋の自重トレーニングとして代表的なプッシュアップ(腕立て伏せ)と、大胸筋のバーベル種目で代表的なベンチプレスは、双方とも大胸筋を鍛えることが出来る代表的な種目ですが、この2つの種目を比較すると、ある違いが存在します。

プッシュアップの場合、地面に手のひらをつくようにすることで、手首に負荷がかかりやすく、また負荷が分散してしまうことがあります。

反対に、ベンチプレスでは、バーベルを握った手首の角度が地面に対してまっすぐ垂直の形になります。これにより、手首への過度な負荷が軽減され、バーベルのウェイトの負荷をそのまま大胸筋に与えることが可能になります。

そこで、このプッシュアップバーを使用することにより、手首の角度が地面に対して垂直に握る形になることで、手首への負担を軽減した安全なトレーニングが可能になります。

また、負荷の分散も防げるため、プッシュアップバーを使用することで腕立て伏せのデメリットを解消することができるというわけです。

プッシュアップバーの効果③ コスパに優れ、場所をとらない

プッシュアップバーの効果③ コスパに優れ、場所をとらない

プッシュアップバーは安いもので1000円台から購入することが可能なため、コスパに優れており、かつサイズが小さいので気軽に購入し使用することが可能です。

その他の大胸筋トレーニング器具のほとんど(パワーラックやベンチ台やバーベルなど)は、高額な上、大きいサイズものが多く、なかなか個人使用目的で容易するのが難しいです。

お手頃さ、使いやすさについても、このプッシュアップバーは非常に魅力的なトレーニング器具です。

プッシュアップバーを使った効果的なトレーニング種目

プッシュアップバー・ワイドスタンスプッシュアップ

プッシュアップバーをして行うプッシュアップ種目で、最も代表的な種目がこのワイドスタンスプッシュアップです。

手幅を広めに調整することで、より大胸筋への負荷を高めています。プッシュアップバーを「ハの字」の形になるように置き、動作します。

【プッシュアップバー・ワイドスタンスプッシュアップのやり方・フォーム】

  • うつ伏せの状態で寝る
  • 肩幅よりも少し広めに、「ハの字」になるようにプッシュアップバーを置く
  • 両足は真っ直ぐに伸ばし、つま先を立てる
  • 体は真っすぐの一直線を意識し、肘を伸ばして体を上げていく
  • 一直線の上体をキープしながら、ゆっくりと体を下ろしていく
  • 地面につくギリギリのところまでおろしていく
  • 上げるときは素早く体を上げる
  • 上記の動作を繰り返し行います

効果的な回数の目安は、20回×3セット。「大胸筋」を意識してトレーニングしていきましょう。

効果的に効かせるコツ

  • プッシュアップバーを使用しても、地面ギリギリまでおろしていく
  • 大胸筋のストレッチ(伸展)を意識する
  • 肩甲骨を寄せ、胸を大きく張ったまま
  • かかとから頭まで一直線をキープ
  • 両手で地面を押すイメージで動作する

プッシュアップバー・デクラインプッシュアップ

プッシュアップバー・デクラインプッシュアップは、足を高く上げて行うことで、重心が上半身に乗り、大胸筋上部・上腕三頭筋への負荷を高めることで、通常のプッシュアップをより高強度にしたトレーニング種目です。

より大胸筋上部・上腕三頭筋への負荷を高めたトレーニングをしたい方におすすめな種目です。

【プッシュアップバー・デクラインプッシュアップのやり方・フォーム】

  • ベンチ、椅子など少し高めの段差を用意する
  • 段差に足をかけて、腕立て伏せの形を作る
  • 肩幅よりも少し広めに、「ハの字」になるようにプッシュアップバーを置く
  • ゆっくりと体を下げていく
  • 地面ギリギリまで下げたら、素早く体を持ち上げる
  • 上記の動作を繰り返します

プッシュアップバー・デクラインプッシュアップの効果的な回数の目安は、20回×3セット

効果的に効かせるコツ

  • プッシュアップバーを使用しても、地面ギリギリまでおろしていく
  • 大胸筋のストレッチ(伸展)を意識する
  • 大胸筋上部を意識して行う
  • 慣れてきたら、角度をよりきつくして動作する

プッシュアップバー・ナロープッシュアップ

先ほどご紹介した、プッシュアップ・ノーマルプッシュアップは、大胸筋をメインターゲット、上腕三頭筋・三角筋前部をサブターゲットにした筋トレ種目でした。

それに対し、このプッシュアップ・ナロープッシュアップは、プッシュアップ・ノーマルプッシュアップよりも手幅を狭くしたプッシュアップで、手幅を狭くすることで、より大胸筋の内側と上腕三頭筋に効果的に効かせることが可能になります。

大胸筋の発達を強調する、大胸筋の谷間を作るには最適のトレーニング種目です。

【プッシュアップバー・ナロープッシュアップのやり方・フォーム】

  • うつ伏せの状態で寝る
  • 肩幅よりも狭い幅で「ハの字」になるようにプッシュアップバーを置く
  • 両足は真っ直ぐに伸ばし、つま先を立てる
  • 体は真っすぐの一直線を意識し、大胸筋の力で体を上げる
  • 一直線の上体をキープしながら、ゆっくりと体を下ろしていく
  • 地面につくギリギリのところまでおろしていく
  • 上げるときは素早く体を上げる
  • 上記の動作を繰り返し行います

効果的な回数の目安は、20回×3セット。「大胸筋」を意識してトレーニングしていきましょう。

効果的に効かせるコツ

  • プッシュアップバーを使用しても、地面ギリギリまでおろしていく
  • 大胸筋のストレッチ(伸展)を意識する
  • 肩甲骨を寄せ、胸を大きく張ったまま
  • かかとから頭まで一直線をキープ

プッシュアップバー・リバースプッシュアップ

自重の上腕三頭筋トレーニング種目では、このプッシュアップバー・リバースプッシュアップが非常に効果的です。通常ではフラットベンチを使用してトレーニングをしますが、自宅で行う場合は階段や椅子を使ってトレーニングができます。

プッシュアップ系種目より、上腕三頭筋に集中したトレーニングが可能になります。

【プッシュアップバー・リバースプッシュアップのやり方・フォーム】

  • 仰向けの状態のまま、肩幅よりも狭い幅で「ハの字」になるようにプッシュアップバーを置く
  • 足から太ももの付け根まで一直線をキープ
  • ゆっくりと肘を曲げて体を下げていく
  • 限界まで下げ、素早く肘を伸ばし、体を持ち上げる

プッシュアップバー・リバースプッシュアップの目安は、15回×3セット。慣れてきた場合は、セット数を増やしたり、おろす際のスピードをよりゆっくり行ってみてください。

効果的に効かせるコツ

  • 腕の角度が90°になるまで体を下ろす
  • 息を吸って下ろしていき、吐きながら持ち上げる
  • 足をしっかりと伸ばして行う
つい背中を丸めてしまいがちですが、背中をしっかりと伸ばし、綺麗な姿勢のまま動作するよう心がけてください。
背中を丸めてしまうと、上腕三頭筋への負荷が入りにくくなってしまい、非効率なトレーニングになってしまいます。

プッシュアップバー・ダイヤモンド・プッシュアップ

手幅を親指と人差し指でダイヤモンド型を作って行う、プッシュアップ種目の中でも最上級の高強度トレーニングです。

上腕三頭筋に特化した効率的な自重トレーニングです。このような手の置き方をすることにより、手首への負担が軽減されるとともに、上腕三頭筋全体を効率的に鍛えることが可能です。

先ほどご紹介した、プッシュアップバー・ナロープッシュアップの上位種目なので、より高負荷なトレーニング種目です。

【プッシュアップバー・ダイアモンド・プッシュアップのやり方・フォーム】

  • うつ伏せの状態で寝る
  • プッシュアップバー同士が触れくらいで「ハの字」になるようにプッシュアップバーを置く
  • 親指と人差し指で菱形を作ります
  • 両足は真っ直ぐに伸ばし、つま先を立てる
  • 体は真っすぐの一直線を意識し、上腕三頭筋の力で体を上げる
  • 一直線の上体をキープしながら、ゆっくりと体を下ろしていく
  • 地面につくギリギリのところまでおろしていく
  • 上げるときは素早く体を上げる
  • 上記の動作を繰り返し行います

効果的な回数の目安は、20回×3セット。「上腕三頭筋」を意識してトレーニングしていきましょう。

効果的に効かせるコツ

  • 常に上腕三頭筋を意識する
  • 肩甲骨を寄せ、胸を大きく張ったまま
  • かかとから頭まで一直線をキープ

ハンギング・ツイスト

ハンギング・ツイストは、これまで紹介してきたプッシュアップバーを使用した大胸筋トレーニング種目とは異なり、腹直筋・腹斜筋に非常に効果的なトレーニング種目です。

脚を伸ばして座った状態から、腰付近の側に置いたプッシュアップバーを使って体を浮かせることで腹直筋に負荷を与えます。

その状態から、伸ばしたままの脚を左右にツイストさせることで、腹直筋だけではなく、腹斜筋にも刺激を加えることができるため、お腹全体を引き締めた方に非常におすすめトレーニング種目です。

【ハンギングツイストのやり方・フォーム】

  • 両脚を揃え、伸ばした状態で床に座る
  • プッシュアップバーを腰の両側に置き、両手で握る
  • 体の姿勢を変えずに、プッシュアップバーを握っている両腕の肘を伸ばし、そのまま体全体を浮かしていく
  • 浮かせたところで静止し、左右に伸ばしたままの両脚を振っていく
  • 上記の動作を繰り返し行います

効果的な回数の目安は、10往復×3セット。「腹直筋・腹斜筋」を意識してトレーニングしていきましょう。

効果的に効かせるコツ

  • 常に腹直筋・腹斜筋を意識する
  • 両脚はしっかりと伸ばし切った状態のまま動作する
  • 呼吸は止めずに自然呼吸しながら動作する

L-sit

L-sitは、ハンギングツイストの左右動作をせず、Lの形のまま動かさず耐えることで、腹直筋に大きな負荷を与える腹直筋トレーニングです。

腹直筋を特に鍛えたい方におすすめ種目です。

【L-sitのやり方・フォーム】

  • 両脚を揃え、伸ばした状態で床に座る
  • プッシュアップバーを腰の両側に置き、両手で握る
  • 体の姿勢を変えずに、プッシュアップバーを握っている両腕の肘を伸ばし、そのまま体全体を浮かしていく
  • 浮かせたところで静止する

効果的な回数の目安は、15秒~30秒×3セット。「腹直筋」を意識してトレーニングしていきましょう。

効果的に効かせるコツ

  • 常に腹直筋を意識する
  • 両脚はしっかりと伸ばし切った状態のまま動作する
  • 呼吸は止めずに自然呼吸しながら動作する

Planche(プランシェ)

Planche(プランシェ)は、両腕だけで全体重を支える、プッシュアップバーを使用する種目の中で最強度の種目になります。

この種目は、 大胸筋・三角筋前部・上腕三頭筋・体幹など、全身の筋肉を使用し、体全体を浮かせて体勢を維持するため、多くの筋肉に負荷を与えることが出来る種目です。

また、両腕だけで体全体を浮かせるため、バランス感覚が非常に重要で、体幹強化にも非常に効果的な種目です。

【Planche(プランシェ)のやり方・フォーム】

  • 腕立て伏せの体勢を作り、プッシュアップバーを握る
  • 重心を前に傾けつつ足を浮かせていき、バランスを取る
  • その状態で腕立て伏せを行う
  • 可能な回数(インターバル30秒〜1分)を3セット行う

効果的に効かせるコツ

  • 常に体幹を意識する
  • 両脚はしっかりと伸ばし切った状態のまま動作する
  • 呼吸は止めずに自然呼吸しながら動作する

プッシュアップバーの使い方のコツ

プッシュアップバーを使用した種目では、より効果的なトレーニングをするためポイントが存在します。

質の高い負荷を大胸筋に与えることが重要で、そのためにはいくつかのコツがあるのでしっかりと習得しましょう。

肩幅より広めに握る

プッシュアップバーの使い方のコツ

手の幅によって効かせやすい筋肉部位を変えることが出来ます。

手幅を広げるとより大胸筋負荷が入りやすく、反対に手幅を短くすると、上腕三頭筋の負荷が大きくなります。

基本的に肩幅よりもやや広くすることで、大胸筋・上腕三頭筋をバランスよく鍛えることができます。

また、体をしっかり落とすことができるので、大胸筋のストレッチを十分行えるため、しっかりと負荷をかけることができます。

手の幅が狭いとプッシュアップバーが邪魔になってしまい、大胸筋の最大伸展が得られず、効果が半減してしまいます。

大胸筋への効果的な負荷を高めたいのであれば、肩幅より1.5倍くらいの幅をとりましょう。

手のひらが「ハの字」になるように

プッシュアップバーの使い方のコツ

プッシュアップバーを使用する際は、必ず「ハの字」になるように配置しましょう。

ハの字の形で動作することにより、肘が外側に向き、大胸筋に負荷を集中させることができます、

それに加えて、肘への負担を軽減することにもつながるため、安全面からしても大切なことなので、しっかり覚えておくといいでしょう。

両手の位置より低いところまで体を落とす

プッシュアップバーの使い方のコツ

筋トレの効果を引き出すためには、対象筋をしっかりと最大限に収縮・伸展させることが重要です。

体をおろしきる位置が、両手の位置より高いと、それ以上にメインターゲットである大胸筋の最大伸展を得られないので、効果は限定されてしまいます。

しっかりと、プッシュアップバーを握る両手の位置より低い位置まで体を落とすことで、大胸筋の最大伸展を得られ、大きな可動域をもってより大きな負荷を大胸筋に与えることができるので、効果的にトレーニングすることが可能になります。

※プッシュアップは何回やった方が良いのかと疑問に思う方は多いですよね。プッシュアップを毎日やって良いのかなど、疑問に思われる内容を下記リンクでお答えしています♪

プッシュアップバーを使ったトレーニングの効果を高めるポイント

プッシュアップバーを使用したプッシュアップ種目は、非常に奥が深く、ただ単純に体を上げ下げすればいいわけではありません。

質の高い負荷を大胸筋に与えることが重要で、そのためにはいくつかのコツがあるのでしっかりと習得しましょう。

ゆっくりと動作する(マッスルコントロール)

プッシュアップバーを使ったトレーニングの効果を高めるポイント

マッスルコントロールとは、筋肉の出力によりウェイトを扱い制御するという意味です。すべての種目に共通することですが、ウェイトの数字通りの負荷を筋肉に与えなければ、そのウェイトを扱っている意味がなくなってしまいます。

例えば、ベンチプレスでバーベルを下す際に力を抜いて勢いよくおろしてしまうと、100kgのバーベルでもおろす瞬間には実際に筋肉に負荷として乗っているウェイトの重量は50kgだったり、ゼロになっている可能性があります。

つまり負荷が入っている瞬間と入っていない瞬間があり、負荷が入っている瞬間でもその負荷はウェイトの数字より軽い場合があるということになります。これは非常に効率の悪い、質の低い効果的ではないベンチプレスということになります。

おろす際も力を抜かず、筋肉にウェイトの数字通りの負荷を乗せたままおろす意識を持つ必要があります。これがマッスルコントロールです。

プッシュアップバーを使用したプッシュアップ種目でも同様に、自分の体重がウェイトの役割をもつため、ゆっくりと動作することが大切です。

対象筋を意識して動作する(マッスルマインドコネクション)

プッシュアップバーを使ったトレーニングの効果を高めるポイント

マッスルマインドコネクションとは、「筋肉と脳神経のつながり」です。

なかやまきんに君の筋肉ルーレットのように、大胸筋をピクッピクッと動かすのを想像するとわかりやすいかと思います。

彼は筋肉を自由自在に操ることが出来るからこそ、あの芸ができるのです。

筋肉を自在に操ることが出来るということは、筋トレでメインターゲットを効率的に効かせることが出来るということです。

“負荷を感じる”というのもこのマッスルマインドコネクションでは重要です。

トレーニング中にメインターゲットの部位に対し、負荷を感じながら動作させることで、効かせるべき部位だけに効かせることができます。

肘を伸しきらない(ロックアウトしない)

プッシュアップバーを使ったトレーニングの効果を高めるポイント

肘を伸ばし切ると、負荷は肩関節・肩甲骨に完全に乗ってしまうため、大胸筋の緊張が途切れてしまいます。

また、肘を伸ばし切ってしまうと、過度な負荷が肘関節にかかってしまうので関節を痛める可能性があります。

しかし反対に、肘を曲げすぎても大胸筋に負荷がかからないので、8割程度で肘を曲げるくらいが一番肘に負荷がかからないフォームです。

伸ばし切らないことで上腕三頭筋の動員も軽減することできるので、大胸筋に対し質の高い負荷を与えることが可能になります。

リュックサック(バックパック)を使用して負荷を高める

リュックサック(バックパック)を使用して負荷を高める

リュックサックに重りになるものを詰め(ダンベル・本・ペットボトルなど)背負うことで加重し、より高負荷なプッシュアップが可能になります。

自重のプッシュアップでは簡単過ぎる、負荷が足りない方におすすめなコツです。

他にもある、大胸筋に効果的なプッシュアップのやり方

おすすめのプッシュアップバー3選

プッシュアップバーは、アマゾンで手軽な価格で購入できるものから、本格派にオススメのものまであります。

おすすめのプッシュアップバー①:E-PRANCE プッシュアップバー

こちらはアマゾンで一番の売れ筋商品です。コストパフォーマンスが一番高いです。こだわりがなければこの商品を買えば十分なプッシュアップトレーニングができます。

【商品の特徴】

  • 【材質】:ABS、PVC(丈夫なポリプロピレン製、軽量) 【体重制限】100kg
  • 【サイズ】:全長/約23cm 高さ/約13cm 幅/14cm 重量/約586g 2個1組
  • 【筋肉の強化】:筋肉の強化レニーングにぴったりです。短期間で上半身の強化・筋力アップをしたい方に勧めます。
  • 【組み立て式】:組み立て式なプッシュアップバーので、コンパクトで持ち運びがよくて、場所を気にせずにトレーニングが可能です。
  • 【滑りにくい】:厚く柔らかなグリップを活かして滑りにくいプッシュアップバーで可動域を広げて効果的に腕立て伏せができます。【アフターサービス】 ご購入より1年保障で保証付いてます。

おすすめのプッシュアップバー②:adidas(アディダス) プッシュアップバー

created by Rinker
【参考価格】約2,300円

こちらはアディダスのプッシュアップバーです。機能的には上で紹介した商品とほとんど変わりませんが、デザイン性が高さと、アディダスのブランド力が魅力ですね。

【商品の特徴】

  • サイズ : 19.5cmx 15cm x H11.5 cm(片方)
  • 重量 : 375g×2個
  • 素材 : アイアン、HDR
  • デザイン性が高く、軽量でありながら滑りにくい加工を施してます。
  • 腕立て伏せの幅を広げる高い位置のハンドルです。
  • 感触の良いフォーム入りグリップハンドルです。

おすすめのプッシュアップバー③:パーフェクトプッシュアップ

全米で大ヒットした元アメリカ海軍特殊部隊ミルズ氏監修の「パーフェクトプッシュアップ」。ハンドルが回転することで、二の腕や胸筋・腹筋など効率良く鍛え上げることができます。

21日間のトレーニングマニュアル付き。「パワー10ワークアウトDVD」とのセットです。トレーニングマニュアルは元米国海軍特殊部隊のミルズ氏監修によるトレーニング方法です。 初級・中級・上級レベルがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

プッシュアップバーは、一見地味なトレーニング器具に見えるかもしれませんが、その効果と汎用性は絶大です。

大胸筋・上腕三頭筋・三角筋などの筋肉に効果的な種目だけでなく、腹直筋・腹斜筋に効果的な種目も多いため、あなたのトレーニング効果を高めてくれること、間違いなしです。

また手首や肩関節への負担も軽減されるため、効果的で安全なトレーニングが可能になります。

是非、この機会にプッシュアップバーを購入していただき、より効果の高いトレーニングをしていただき、理想の肉体の実現に役立てていただければと思います。

“No pain No gain”

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